チームビルディング的考察 【続・そこにある問題は何か】

日本で唯一、売上を上げる
チームビルディングコンサルタントの石見です。

前回のブログである経営者の方との
コーチングの一部を再現してみました。

「それでは、どんな職場の雰囲気に
なっていればいいですかね?」

「自分の仕事はそれぞれで集中してやりながら、
必要と思えば上司や同僚と話が出来て、
社員が自分達で問題を解決できたり、
自分達で仕事を進める事ができていたり
すればいいなと思います。」

「必要と思えばというのは、
誰が必要と思えば話ができればいいのですか?」

「もちろん仕事の事で困っている当事者です。」

「必要と思えば話をするという話と、
先ほどおっしゃっておられた
各個人が自分の仕事に集中してやる
という事はどのように結びつけて
考えればよいでしょうか?」

「・・・・(暫く沈黙)。
それがどうすればいいか、
どう考えればいいか分からないのです。」

このやり取りの中から見えてくる課題,
あなただったらどう展開し、
どう解決に向かいますか?

またはこんな相談をされたら、
どう解決に導きますか?

問題や課題だと思うポイントは
人それぞれ違うかもしれません。

問題である可能性があるかも
しれない項目を上げてみると・・・

・経営者のコミュニケーション力不足
・経営者のコミュニケーションへの考え方
・組織の中でのコミュニケーションの捉え方
・仕事に対する考え方やスタンス
・上司部下との関係
・お客様との関係やお客様への考え方のスタンス
・上司や同僚のコミュニケーション力不足

私だったら上記のような事や
それ以外についても問題解決に向けて取り組みます。

問題解決に向けて取り組まないよりは
間違いなくよくなるはずだからです。

私は上記のような事も
もちろん課題だと思うのですが、

実は問題の本質は、
かなり深いところにあるのではないかと思うのです。

ここで大事なのは
「上記のような問題が起こっているのはなぜか?」
「上記のような問題が発生している根源は何か?」
という事です。

この後・・・
セッションの中で様々なやり取りがあったのですが、

最終的に出てきた問題は・・・
「会社の次の成長へ向けた
ビジョンが描ききれていない」という事でした。

そして本当の奥底にある問題は・・・
「そのビジョンを描く時間を持てていない」
という事でした。

社内のコミュニケーションが少ないというのは、
表面的な問題の一部でしかなかったのですよね。

後日談ですが・・・

ビジョンを描くために、
経営トップ自ら経営幹部や社員と会話を始めたとのこと。

経営者自身が社員と会話をする目的を見出し納得すると、
自然にコミュニケーションは始まるのです。

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