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コンサルタントの石見です。
今日は、
また少し変わったテーマで、
「改革に失敗する社長とはどんな人」
というお話です。
経営者が、
経営トップに立って、
改革をしていこうとしたり、
「チェンジ!」を標語にして、
「社内改革を進めよう!」
なんて言う社長さんのような
経営トップの方もいらっしゃいます。
このような場合に、
どんな社長が失敗するか、
改革に失敗するかというと、
実は、
社内の信頼が厚い社長なのです。
なぜ信頼の厚い社長が失敗するかというと、
これまでの柵(しがらみ)を
断ち切る事が出来ないからです。
経営が行き詰まっている時というのは、
大きく会社を変えて行かないといけない
という場面です。
そのような場面でも、信頼が厚い事で、
一人ひとり、例えば経営幹部といった人と、
個人的に信頼関係がある中で、
この柵を断つという事が難しいのです。
前回、
というお話をしました。
「信頼」をするにあたって、
何か書類を作ったり、時間を掛けたり
といった様々なコストを掛けている。
でも、「信頼できる」と、
そういう事が無くても、
人に任せることが出来るという話でした。
では、
柵を断つとはどういう事かというと、
信頼関係を断つという事です。
いきなりコストが増えるという事なのです。
その人が言っている事は信じない、
その人には頼らない、
新たな関係を別の人と作り直す、
となると、
もう、あらゆる所にコストが増えるのです。
このコストが増えるという事が、
さらに改革に重石となる訳です。
ですので、
信頼の厚い社長が
経営改革に乗り出すと、
必ずといっていいほど失敗するのです。
もしくは、
「心を鬼にして改革する」と言いますが、
まさしく本当に鬼にならないと上手く行かない
という事なのです。
信頼関係は究極のコストカット
という事から考えると、
これは感覚的に
「心を鬼にしないとできない」
というような話ではなく、
結構、ロジカルな話なのです。
つまり、
会社の中を改革しないといけない
となった時に、
どんな人を改革のメンバーに当てるのか?
という事は、
コンサルタントの皆さんにとって、
ぜひとも考えて頂きたい視点となるのです。
いかがだったでしょうか?
ありがとうございました。