チームビルディングコンサルタント
の石見です。
今日のテーマは、
コンサルティングの現場で大事なこと。
もちろん、
大事なことはたくさんある訳ですけど、
大事なコミュニケーション
のことについて
お話をしたいと思います。
コンサルティングやる時に、
大事なことを簡潔に伝える場合、
明確にしたいがために、
そこの部分だけ、
ピンポイントでお伝えする
ということがあると思うのです。
もちろん、
それ自体が悪い訳では
ないのですけれども、
コンサルティングを受ける側の
視点、目線から考えると
コンサルティングを受ける
ということ以前に、
物事の全体像が
よく分かっていなかったり、
コンサルティングの
ポイントがどういうことなのか、
どういう視点で言っているか分からない
ということがあるのです。
元々、
そういう事が分からないから、
コンサルティングを依頼している
ということもある訳です。
なので、当然、
全体像もよく分からないし、
打ち手も分からないし、
どういう状況に持って行ったら
いいか分からない。
つまり、
全体がモヤっとしているから、
コンサルティングを頼んでいる
という場合が
圧倒的に多いのです。
そうすると、
コンサルタント側が、
単純にどういう事をやればいいか
ということが分かったとして、
じゃあ、
それを簡潔に伝えると分かるか?
というと
「分かる訳はない」
という事になるのです。
だからこそ、
現状をこのように認識していて、
こういう事がポイントじゃないか
ということをお伝えして、
そこで、
そのポイントにこういう事をすることで、
こんなふうに変わっていく
と想像しますけれども、
そんな話を聞いてみてどうでしょうか?
というように、
こういう事を話しながら、
ちょっとニュアンスを整理していく
というか、
相手との距離感を詰めていって、
より現状の認識と
そこから目指す状態の
お互いのイメージをすり合わせつつ
その間に何をしていくか
ということを挟んでやっていく。
このような
コミュニケーションの流れを
経営者さんとコンサル側がやっていく
ということが、
すごく大事なのです。
だから、
ポイントを簡潔に伝える
ということは大事なのですけど、
“簡潔に伝え過ぎない”
ということが、
私はコンサルティングの現場で
大事なんじゃないかな
と思っています。
いかがだったでしょうか?
何かご意見、ご感想をお願いいたします。
ありがとうございました。