先月4日は
元東北楽天イーグルス監督
星野 仙一さんの三回忌でした。
星野監督と言えば、２０１１年の
東日本大震災の年に就任し
Cクラスからなかなか
抜け出せなかった球団を
就任からわずか２年
球団発足後、わずか９年で
日本一に導いた名将です。
楽天を日本一に導いた
大きな要因の１つは
すべては勝利するために
ゼロベースでチームを
再構築したことだと思います。
２年間でチームのメンバーを
ガラリと入れ変えました。
星野監督就任１年目のシーズンから
日本一になった３年目のシーズンまで
残っていたメンバーは
松井 稼頭央選手と聖沢 諒選手の
２人しかいません。
星野監督がしたこと
それは
「勝つための戦略 × 実行するチーム」づくり。
ただ勝つためだけに
チームを大局的に俯瞰し
戦略を立て、チームを導きました。
誰も考えつかなかったことをしたのです。
当時、そのプレッシャーは
相当なものだったと思います。
もちろん、プレッシャーは監督だけでは
なかったでしょう。
選手は、自分のこと、チームのこと
もっと不安だったかもしれません。
これは、U理論です。
端的にいうと
視座を転換し、今あるものを手放し
自ら再生を促し、受け入れる．．．
そんなプロセスをいいます。
つまり、早い話しが破壊と再生です。
このプロセスを抜けるまでには
大きな不安や恐怖を体験します。
星野監督は選手たちとその道を選んだ
きっと、選手たちも覚悟したんだと思います。
もう仲良しチームじゃない．．．
「勝つチームになる」
生前、星野監督は
こんな言葉を残しています。
迷ったら前へ。
苦しかったら前に。
つらかったら前に。
後悔するのはそのあと、そのずっと後でいい．．．
いつもそうだったかもしれませんが
このとき、星野監督にとっての勝利は
自分のためじゃなかった。
被災した「東北復興のために」
「選手たち」にどうしても勝たせて
やりたかったんだと思います。
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強いチームづくり．．．
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