私がコンサルを行っている
横浜の会社があるのですが、
先日そのコンサルの様子を
見学した養成講座卒業生が
コミュニティのSNS投稿で
レポートを上げてくださいました。
私がクライアント先で
どんなことをやっているのか
分かりやすくまとめて
くださっていますので、
ここで共有しておこうと思います。
それでは早速どうぞ。
※長文です。
石見さんがコンサルに入っている、
Nさんの元勤務先の会社での会議に
オブザーブさせていただきました。
13時~18時という長丁場です。
最初の110分(予定では90分)は、
第1四半期のOKRの結果確認です。
一部門ずつOKRの実施状況を報告し、
他部門から質疑応答するという流れ。
石見さんの介入は最小限で、
メンバー同士のやり取りが
多く行われました。
OKRの進捗を確認する中で、
「〇〇部として、今日ここで
解決したいことは?」
「ここで詰めておかないといけない話は何?」
と確認しながら、
次のコンフィデンスミーティングで
話すべきテーマを拾っていきます。
次の2時間半(予定では90分)は、
コンフィデンスミーティング。
OKRに関わることでも
関わらないことでも、
この場で俎上(そじょう)にあげて
議論しましょう、という時間です。
進捗確認の会議と問題解決の会議を分ける、
と石見さんはよく言いますが、
まさにその進行です。
石見さんは基本あまり介入せず、
要所要所で
「今日、どこまで決められたら
スタートが切れますか?」
「仮目標としては、何月にしておきますか?」
と、決めるべきことを決めて
行動ができるように問いかけていました。
現状について話すことは
メンバー間でできますが、
「じゃあ、それをいつ誰がやるのか?」
を決めるというところに
メンバーだけでは踏み込めていなかったので、
決めるべきフェーズに来たら
石見さんがドライブをかけていった感じです。
問題提起した方に
「じゃあ最後に”〇〇が決まりましたね!”
というのを話してください」
と振っていたのも印象的でした。
決定事項を最後に確認して
全員の認識の齟齬がないか
確かめる、というのは
私もいつもやっていますが、
コンサルがまとめるのではなく、
本人にまとめさせると、
より”自分たちで決めた”という感じになります。
(が、ここからさらにしばらく議論が続きました)
結果、この2時間半で、
長年解決できていなかった
部署横断的な様々な課題について、
第一歩が踏み出せる状態になりました。
そして最後に第2四半期のOKR策定。
ここに入った段階で残り30分。
皆さんにはOKR案を作ってきて
もらっており、ここまでの
話し合いを経て、
追加・修正するべきものを
検討していきます。
自部門だけでなく、
他部門との関わりも見ていきますが、
この確認はわずか10分。
最後20分、猛スピードで
OKRの解説を行いました。
OKRを立てたときに、
時間がなくてOKRの講義は
全く行っていないとのこと。
OKRをもう運用しているのに、
「KRっていうのはKey Resultsのことです」
って、え、今更!?と
思ってしまいましたが、
OKRを既にやってみているからこそ、
理解度も高まるのかも知れません。
「問題解決と組織開発の違い」
また、質問会議でよく話題になる
「チーム学習と問題解決にどちらに軸足を置くか」
ということについて、
非常に学びがありました。
私は完全に問題解決の人なのですが、
コンサルが介入しすぎると、
コンサルが問題解決する人になってしまう。
そうじゃない構図を
作っていくためには、
多少時間がかかったとしても、
自分たちで話して、自分たちで決めて、
実行した、ということを
積み重ねていくことが必要なんだと
痛感しました。。。
石見さん、Nさん、
ありがとうございました!
以上がレポートの内容です。
このような感じで、
私の現場を見学できるのも
コミュニティの特典の1つです。
そんなにたくさんの募集はないですが、
機会があればぜひ参加してみて
感想を聞かせて頂ければと思います。
【追伸】
上記レポートにあるような
目標管理(OKR)の実践手法は
すべて1on1マネジメントスクールで学べます。
興味がある方は
アクセスして確認してみてください。