リーダーを育成したい。
経営者からそう言われたら、
あなたはどう返しますか?
リーダーは
育てるのが難しいのではなく、
そもそも育てることができません。
今回はその理由について
お伝えしていきます。
私は野球の野茂英雄は
リーダーだと思っています。
養成講座講師の平井さんは
サッカーの中田英寿も
リーダーだと話していました。
この2人に共通するのは、
日本人が海外へ移籍して活躍する
という道を切り開いたことです。
彼らが登場するまでは
日本人が海外のスポーツリーグで
活躍するなんて発想をする人はいませんでした。
いや、いたのかもしれませんが、
実際にそれをやって
成果を出せた人はいなかった。
ですが、この2人は
そんな前人未踏の道に足を踏み入れ、
彼らの行動をきっかけにして
現在まで続く大リーグや
ヨーロッパリーグへの日本人移籍が
続いていくことになったわけです。
さて、それではリーダーとは
何なのでしょうか?
私たちの養成講座ではリーダーを
結果として、
一番最初に先頭になって
進んで行くこと(進んで行く人)
と定義しています。
この定義で最も重要なのは
「結果として」の部分です。
リーダーというのは
あとから振り返ったときに
「あの人はリーダーだったんだな」
と思われる人のことであって、
最初からリーダーなんていない
ということです。
加えて、結果としてしか
人はリーダーにはなれないので、
私たちはリーダーを計画して
育てることもできません。
冒頭で私が
「リーダーは育てることができない」
と言ったのはそういうことなんです。
繰り返しますが、
リーダーは育てることができません。
ですが、リーダーが生まれやすい
環境をつくることはできます。
新しいチャレンジを歓迎し、
失敗を許容し、
再チャレンジをサポートする。
そんな環境や雰囲気があれば、
リーダーは自然と生まれてきます。
私たちが目指す組織づくりは、
そんな環境を組織に根付かせることです。
ぜひ一緒に
リーダーが自然と生まれる会社を
増やしていきましょう!
追伸:
リーダーの定義と同様に
リーダーシップにも定義があります。
よく私たちは
「リーダーシップを発揮して・・・」
というセリフを言ったり聞いたりしますが、
何がどうなればリーダーシップを
発揮していると言えるのでしょうか?
クライアント先の従業員さんたちに
リーダーシップを発揮してもらうには
どんなことをすればいいのでしょう?
そういった話を
組織開発コンサルタント養成講座では
しています。
定義をしっかりつかむことで、
コンサルティングやリーダー研修の
クオリティーはグッと上がります。
楽しみにしていてくださいね。