「コーチングってどうやったら上手くなるのでしょうか?」
という質問をいただきましたので、
今回はその方法について
私たちが実際にやっていることを
お伝えしようと思います。
まず養成講座卒業後に受けられる
コンサルトレーニングというメニューでは
二人一組のペアになり、
氷山モデルに基づいて
構造を明確にする質問をする
トレーニングを行っています。
例えば経営者が相談してくることは
・社員の仲が悪い
・社員が言うことを聞かない
・社員のやる気がない
といった内容が多いですが、
これらは氷山の一角というか、
表面に見えていることに過ぎません。
しかしその土台には
・ビジョンを共有する機会がない
・ビジネスモデル的に特定の人に負担が偏るようになっている
・チームの目標が曖昧
といったことが関係しており、
こっちを解決しないことには
経営者が相談してきたことも
解決できないわけです。
だからこそ私たちは
この土台の方を見抜けるように、
質問によって土台の問題を
あぶり出せるように
トレーニングを行っているということです。
当然ですが、
みんな最初はうまくできません。
だからテンプレートを使って
最初は型に沿うようにして慣らしていきます。
相手は経営者ではなく
同じ志を持った仲間ですから
失敗しても問題ありません。
いや、ここで失敗しておかないと
本番で大変なことをやらかして
契約打ち切りなんてことも普通にあり得ます。
そうならないための
トレーニングです。
今挙げたもの以外にも
養成講座卒業生のコミュニティでは
自主企画でみんなで集まって
コーチングの練習をしています。
こちらは三人一組になって、
1人はコンサル、1人はクライアント、
1人はオブザーブという役割で、
順番に役割を交代し合いながら
練習するというスタイルです。
レベルが偏らないように
ランダムでチームを組むように
配慮されているので、
自分のレベルが低くても
先輩卒業生が適切にアドバイスしてくれます。
みんなこういう地道な練習を経て
大企業の研修やコンサル契約を
取ってきているということです。
コーチングは営業の基本であり、
成果を出すための必須スキルです。
研修講師やコンサルをやるなら
ここは避けて通れません。
私たちのところ以外にも
スクールはありますので、
どこかしらで練習していってくださいね。