これを見抜けないとコンサル失格

こんにちは。

チームビルディングコンサルタントの石見です。

経営者の方から

「社員には自ら考えて動いて
ほしいんだけども、
なかなか動いてくれない」

という悩みをよく聞きます。

社員が自走する組織を作るには、
まず構造に目を向けることが
必要です。

私が言う構造とは、
組織の目に見えない枠組みのこと。

例えば、多くの会社では
上から指示が降りてくるという
トップダウンという構造が
当たり前になっています。

この構造の中で育った社員は
「指示がないと動けない」という
思考パターンが身についてしまう。

社員をいくら責めても
社員個人の力で
このパターンから逃れることは
難しいです。

そこで大事なのが、
そのパターンを生み出している
構造に目を向けることです。

構造を変えるとは、具体的には
意思決定の権限を
現場に降ろしていく仕組みづくりや
失敗を許容する文化づくりなどを
指します。

私がクライアント先でよくやるのは、
「質問会議」という手法です。

これは管理職が部下に対して
答えを教えるのではなく、
質問を投げかけることで
部下自身が考える力を養う

というもの。

最初は時間がかかりますが、
継続していくことで、
社員は自ら考え、判断し、
行動するようになっていきます。

構造に目を向けること。

それがシステム思考を学ぶ
一番の価値だと言っても
過言ではありません。

簡単ではないですが、
構造を見抜くスキルを
日々鍛えていってください。