こんにちは。
チームビルディングコンサルタントの石見です。
前回までで制約条件の見つけ方を
お伝えしました。
今回は、実際に制約条件を
改善していくための
具体的なプロセスについて
解説します。
TOC理論では
「集中の5段階」という
継続的改善プロセスが
用意されています。
第1段階:制約条件を見つける
第2段階:制約条件を徹底活用する
第3段階:他のすべてを制約条件に従属させる
第4段階:制約条件の能力を高める
第5段階:制約条件が解消されたら第1段階に戻る
重要なのは第2段階の
「制約条件を徹底活用する」です。
多くの組織では、
制約条件の稼働率が
100%になっていません。
ある情報システム会社では、
プログラマーが制約条件でしたが、
実際には会議や雑務で
1日の半分しかプログラミングに
集中できていませんでした。
そこで会議時間を制限し、
雑務を他の人に振り分けることで、
制約条件の稼働率を上げ、
プロジェクトの進行が
大幅に改善されたという事例があります。
私自身も会社ではなるべく
自分の強みが一番活かせる業務に
集中するように業務を随時見直して
振り分けています。
それでも私のところで
仕事が停滞することが多く、
ボトルネックを実感する日々です。
話を戻しまして、
第3段階の「従属させる」も
重要なポイントです。
制約条件以外の部分が
いくら頑張っても、
全体のパフォーマンスは
向上しません。
むしろ、制約条件の
ペースに合わせることで
無駄な在庫や作業が
削減されます。
このプロセスで大切なのは、
第5段階で必ず第1段階に
戻ることです。
一つの制約条件が解消されると、
必ず別の場所に
新しい制約条件が現れます。
継続的な改善のためには、
この5段階を繰り返していく
必要があります。
次回最終話では、
TOC理論を組織運営に活かすための
実践的なポイントをお伝えします。
