なぜ強みにフォーカスしすぎると会社の成長が止まってしまうのか?

もしかしたらあなたは、

業務を効率的にする方法の1つとして

「従業員の強みを活かして業務を振り分けましょう」

ということを耳にしたことが

あるんじゃないかなと思います。



私もSSR理論を提唱している身として

その中にある「人材力」のところで、

人の強みを活かすことをお伝えしています。

しかし強みにフォーカスしすぎると、

会社の成長が止まるという、

デメリットがあることも知っています。

そこで今回は

「なぜ強みにフォーカスしすぎると会社の成長は止まるのか?」

についてお伝えしたいと思います。

強みや得意なところにフォーカスしすぎると中長期的には強みが活かせない

前提として、

各個人の強みを活かすこと自体は

私も推奨しています。

しかし中長期的にみて

強みにフォーカスしすぎると

強みが活かされなくなってきます。

これは「弱み」を

リフレーミング(書き換え)すると、

「強み」になるという話と同じように、

「強み」をリフレーミングすると

「弱み」になるからです。

例えば

いろいろなアイデアを出せるという

強みを持っているけど、

言語化が苦手という人がいたとします。

その人が成長するためには、

出たアイデアを人に伝えられるように

苦手な言語化を鍛えて、

相手に伝えられるようにならなければなりません。

しかし強みにフォーカスしすぎて

言語化する努力を怠ると、

その人はアイデアを出すだけの人で

止まってしまいます。

そのような方に

レベルの高い仕事を任せにくいので、

結果、組織も成長しなくなるということです。

成長スピードが早い会社をサポートする方法

会社を成長させるためには、

従業員の成長が不可欠です。

そして従業員が成長するためには、

強みをより伸ばすために

付随している弱みを鍛えて

底上げしていく必要があります。

これは弱みを強みに変えるのではなく、

強みをベースにして

キャリアを構築するという考え方です。

特に成長スピードが早い業界の会社では、

このような考え方が重要となります。

そして成長スピードが早い会社を

サポートする方法は

「アクションラーニング」

を取り入れることです。

アクションラーニングとは、

仕事をしながら成長するサイクルを

回していくという施策。

そしてアクションラーニングを

行う上で不可欠なのが

コミュニケーションで、

特に1on1面談の果たす役割が

大きくなります。

ですので、

1on1面談が実施されていない

クライアントの場合は、

アクションラーニングと

1on1のセットで提案するとよいでしょう。

1つ注意点をお伝えするならば、

アクションラーニングを行うと

成長についていけない人が

辞めるという副作用が起こることです。

しかしこれは、

今のポジションでも

やっていける環境を作ることによって、

離職を減らすこともできます。

その辺のさじ加減は、

クライアントと相談して

対応していくといいでしょう。

まとめ

今回は

「なぜ強みにフォーカスしすぎると会社の成長は止まるのか?」

についてお伝えしました。

ポイントは

・強みをより伸ばすためには、付随している弱みを鍛えて底上げすることが重要

・会社が成長するためには、従業員の成長スピードを高める必要がある

です。

短期的には各個人の強みに

フォーカスすることも重要ですが、

中長期的にはマイナスに働く可能性が高くなります。

今回の内容を参考にして

本当の意味で人を活かせるようになる方法を

アドバイスしてくださいね。

【追伸】

クライアント先に

アクションラーニングを導入する時は、

2週間毎に行うと結果を出せるようになります。

アクションラーニングは

クライアントとの接触頻度が

高い施策でもあるので、

比較的高単価で受注できますし、

エンゲージメントを高められるという

メリットがある施策ですね。