毎年3月に行っている、
『ジャイキリフェスタ』という
うちのコミュニティイベントで
破綻寸前の保育園の園長に就任して
3年で成果を出した養成講座卒業生との
対談を行いました。
傍聴者のメンバーから
「やってることがもう
(星野リゾートの)星野さん
じゃないですか」
という感想が出てくるほど、
まさにチームビルディングを
体現している話だったんですが、
この対談をしていて
私が一番のキーになると思ったところを
今回は共有したいと思います。
話をしっかり聞く→観察をひたすら行う
結論から言うと、
徹底的に職員ひとりひとりの
話を聞いていくこと、
そしてひとりひとりのことを
日々観察することです。
プロフェッショナル 仕事の流儀の
星野さんの動画でも同じなんですが、
これを園長の彼(以下Aさん)が
愚直にやったことに尽きると私は思っています。
Aさんは何十人の職員(保育士さん)と
話をして、この職員は
・どんなことが得意で
・どういうタイプで
・どういうことに気が付いて
・どういうことを見逃すことが多い
といったことを
日々観察していたと言っていました。
そして役割や役職を決めるときに
「○○さんはいつも子供が
走り回っているときに
寝かしつけるのが上手でしたよね」
「だから××さんをサポートして
一緒にやってあげてほしいんです」
「■■さんは他の職員さんが
見逃していることを代わりに
やってあげていましたよね」
「そういうところは■■さんの
強みだと思うので、~してほしいです」
という風にひとりひとりの
強みと役割をつなげていったのです。
その結果、
最初はただのよそ者だったAさんを見る
職員の目は変わっていきました。
もちろんいきなり深い信頼関係が
できたわけではありませんが、
3年経って退任が決まったときは
一部の保育士さんや保護者の方から
感謝の言葉や退任を惜しむ声をたくさん頂いたそうです。
徹底的に職員ひとりひとりの
話を聞いていくこと、
そしてひとりひとりのことを日々観察する。
たったこれだけのことですが、
これがSSR理論で私が
よく伝えている人材力の力です。
人材を活かす、強みを活かす
という発想で仕事をすると、
自然とよくなっていくという
良い例だと思います。
よかったら参考にしてみてください。