崩壊寸前の組織を救う起死回生の方法

こんにちは。

チームビルディングコンサルタントの石見です。

仮想体験ゲームを使った研修を
実施していると、よく起こる現象が
あります。

それは「普段は目立たない人が
急に活躍し始める」という現象です。

ある企業での話ですが、
普段は発言も少なく、
存在感の薄かった経理担当が
ゲーム中に突如中心になって
話を進め始めたのです。

周りは驚き、経営者は
「あんな一面があったなんて…」と
目を丸くしていました。

このように、ゲーム研修では
普段の業務では見えてこない
「隠れた強み」が表出します。

なぜでしょうか。

それは通常の業務では
役割や肩書きという「枠」が
その人の可能性を制限してしまうからです。

経理担当だから数字を扱うことだけが
仕事、という固定観念。

しかしゲーム研修では
その「枠」が一時的に取り外され、
本来持っている能力や特性が
自然と発揮されます。

こういった「隠れた強み」は
宝の山です。

それを活かすには、まず
ゲーム後の振り返りが重要です。

「あなたはこういう場面で
こんな行動をしていましたね。
普段の業務でもそういう能力を
活かせる場面はありますか?」

このような問いかけによって、
本人も気づいていなかった強みに
光を当てることができます。

次に、その強みを活かせる機会を
意図的に作ることです。

経理担当者の例でいうと、
プロジェクトのリーダーを任せたり、
チーム内での調整役を頼んだり。

重要なのは、その人の強みが
発揮される場を作ることにあります。

私たちが目指すチームビルディングとは、
一人ひとりの強みが最大限に
活かされる状態を作ることです。

仮想体験ゲームはその第一歩として、
「隠れた強み」を発見する
優れた手法だと私たちは思っています。