日本で唯一、売上を上げる
チームビルディングコンサルタントの石見です。
先日雑誌で、
ユニクロの柳内会長が一問一答に答える形で
「店長を中心に会社を作ってきたが、間違いだった。
店長を主役にすると上意下達の組織になり、
自律性や自分で問題を解決する能力が損なわれる。
働き方を変えないといけないことに気がついた。
販売員が主役になって、
チームワークで仕事をする職場にしていきたい」
と語っていました。
これってどういう意味に取れますか?
上意下達の組織では1人1人の自律性や
問題解決力が落ちてしまうという事と、
そのやり方では今後の会社の成長が
望めないということを言っています。
つまり「1人の強いリーダーを育ていく」
という事からの決別なのです。
ここからは私の想像ですが、
これからのユニクロは現場から
雨後の筍のように
どんどんリーダーが育っていくことを
目指しているのではないかと思うのです。
決してリーダー育成がダメだ
という事ではなくて、
強いリーダーを育成するとなると、
それだけ手間も時間もかかってしまいます。
そして中堅中小企業だと
そのように育てたリーダーが
転職してしまう事が起こった場合、
経営にマイナスの大きなインパクトが
出てしまうのです。
せっかく育てたリーダーが離職するという
大きなリスクを回避するためにも、
経営者や経営リーダーは、
一人の強いリーダーを育てるのではなく、
どんどんリーダーが育っていく
組織やチームを作っていくことのほうが、
会社の目の前の成長を考える上でも
先決かもしれないと思うのです。
私はそのような土壌が整った組織の中での
更なるリーダー育成のための研修は、
大きな効果をもたらすものと信じています。