そのコミュニケーション研修は無駄です

先日の養成講座の

コンサルトレーニングで、

卒業生からこんな質問が

ありました。

「クライアントの専門学校で

先生同士の協力ができていません。

チームビルディング研修を

提案しようと思うのですが

どうでしょうか?」

この相談に、

あなたなら何と答えるでしょうか?

この相談には非常に危ない

思い込みが含まれています。

それは、

「チームビルディング研修をやれば

チームワークが良くなる」

という思い込みです。

コミュニケーションをやれば

コミュニケーションが円滑になる。

パワハラ研修をやれば

パワハラがなくなる。

この手の危険な思い込みは

枚挙にいとまがありませんが、

これで何でも解決するなら

私たちも苦労はしません。

先生業の人たちには

特有の特徴があります。

自分の価値観を

押し付けるのが好きで、

人から言われるのが大嫌い。

それゆえにチームづくりが

上手くいかない傾向にあります。

この構造を理解せずに研修をやっても、

「忙しいから」と言って

職員室に帰ってしまうでしょう。

そこで私がアドバイスしたのは、

「生徒アンケートの数値を

具体的に上げましょう」

という提案でした。

つまり、

先生同士の協力のためではなく、

「生徒満足度向上のため」という

目的に変えたのです。

先生たちは生徒のためなら学びます。

そして実際に

コーチングスキルを身につけて

生徒との関わりが改善されると、

副次的な効果として

職員室の雰囲気も

良くなっていきます。

これが構造を変えるということです。

相手の特性を理解して、

その特性を活かせる方向に

持っていく。

抵抗するのではなく、

流れに乗せてあげる。

これができるようになると、

クライアントとの関係も

長期的に続いていきます。

人は変えられませんが、

構造は変えられます。

この視点を覚えておいてください。