3.11 東日本大震災 ディズニーのスタッフたちが見せた「本気」

2021年3月決算
新型コロナ感染防止策による
臨時休業や入場者制限で
全体の売上は下がったものの
 

来場者一人当たりの売上が
過去最高を記録したディズニーリゾート
(オリエンタルランド)。


ディズニーリゾートといえば
スタッフの9割がアルバイト社員
にも関わらず

 
お客さんへの応対がすばらしいと
よく話題になりますよね。


  
2011年3月11に
起きた東日本大震災では

 
スタッフが独自に判断して
売り物のぬいぐるみを
これで頭を守ってくださいと
お客さんに配ったり

 
気を紛らわせるために
お菓子を配ったり

 
雨と寒さをしのいでくださいと
お土産袋、ゴミ袋、
掃除用の手袋など

 
使えるものは何でも配り
お客さんを守ろうとした
そうです。


 
また、スタッフも被災者ですが
暗い顔ひとつせず

 
あるスタッフは
アトラクションの
テーマのキャラクター
そのままに、お客さんの
笑いをとりにいったり


声かけをして
不安を和らげていたそうです。


 
ここから、何をお伝えしたい
のかというと

 
もちろん、彼らの行動も
すばらしいんですが

 
彼らが、きちんと
実行」している
ということなんですよね。


 
どういうこと?と
思われているかもしれません。



大人の事情で言えば
テーマパークもビジネスですから
収益が必要なわけで

 
新規・リピート客の
集客マーケティングとして
実際に、さまざまな戦略が
取り入れられています。


 
もちろん、その戦略が
優れていることは間違い
ないんですけれども

 
それだけで
あれだけの業績は
絶対に出せないんですよね。


 
なぜか?
 
企業の業績=戦略(戦術)× 実行
 
だから、なんですよね。


 
いくら秀逸な戦略・戦術があっても
実行する人がいなければ
業績はゼロなんです。


 
たとえば、クライアントから
ある商品をもっと売れるようにして
ほしいと依頼されたとします。


 
皆さんは、どうするでしょうか?


 
ここから
何がいいたいのかというと
2つあります。


 
まず、1つ目に、このように
相談されるクライアントさんの
大半は、売れる「方法」
つまり、戦略・戦術を聞いている
ということなんですね。


 
皆さんはもうお気づきだと
思いますが

 
多くの人は「実行」の部分を
見落としているんです。


 
士業・コンサルタントが
戦略・戦術を提案しても
成果が出なかったり


伸び止まりが起こるのは
多くの場合、これが理由
なんですよね。


 
まずクライアントさんに「実行」の
必要性に気付いていただく

 
そして、掛け算でアプローチする
ことが大事ということです。


 
2つ目に、とはいえ
彼らのように自分で考え行動できる
実行」する組織を、皆さんは
どうやって作るでしょうね?
ということです。


 
彼らが、マーケティング目線で
お金儲けのために働いていると
思いますか?


 
もちろん
生活があるでしょうから
それも少しはあるかもしれません。
 


でも、本質はそこではないと
思いませんか?


 
実は、戦略・戦術を作ることと
実行する組織を作ることとは
まったく別の(ときには間逆の)
アプローチになるんですよね。
 
(この意味は、講座など
 また別の機会でお話し
 したいと思っています)


 
つまり、実行する組織を作れる
コンサルタントはとても希少だ
ということです。


 
たとえば、社労士や
人事コンサルタントの方でも

 
組織に関することといえば
制度や仕組みに対して
施策を提案することが
多いんじゃないでしょうか?


 
組織開発といえば 
最近は、働き方改革で
注目が集まってはきていますが

 
実行、つまり
人・組織が動く」ということを
作れる人はとても少ないんですよね。


 
つまり、皆さんの専門性と
組織開発力(チームビルディング)
を組み合わせたら
 

その希少性と価値はさらに増す
ということになります。


 
是非ですね
皆さんには、組織づくり
深く学んでいただけたらな
というふうに思っています。

 
 
追伸:
 
・企業の業績=戦略(戦術)× 実行

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