会社が成果を上げるとは?

チームビルディングコンサルタントの石見です。

先日来、クライアント先と
今後の打ち合わせを
していた時の話なんですが

研修導入担当者の方が
打ち合せ中にこんな言葉を漏らしました。

「どこからどうやれば
いいか分からない・・・
研修をすればいいと思っていた・・・。」

このクライアントは現在
会社を大きく成長させるべく

経営そのものを
大きく変えようとしています。

お声かけをいただいたときに
経営者及び経営幹部の方から
経営のおかれた状況と
大まかな方向性を伺い

その話し合い中で経営幹部の方が
人材育成の担当となり
研修導入の担当者として進める事が
決まったという経緯です。

その方向性というのは・・・
今までは経営者及び経営幹部と
呼ばれる方が現場のチームを
直接切り盛りしてきたが

今後は経営者及び経営幹部が
もう一段、高いところに上がり
現場チームマネージャーを
現場から出して本格的に任せる
というものです。

なので・・・
その経営者も経営幹部の方も
管理職を育成するためには

「管理職研修をすればいい」
と思っていたというのが当初の想定でした。

ただ、私がヒアリングをしている中で
クライアントが

「管理職を育てるという意味は
管理職として成果を上げること」
を意味していることに気づき

研修をすれば
管理職が育つという訳ではないことを
お話をさせて頂きました。

人の成長には6段階あります。

<成長の6段階>
(上から下へ成長していく)
・知らない
・知っている
・やってみる
・わかる
・できる
・している

少なく見積もって
「わかる」以上にならないと
成果が出ているという
状況にはなりません。

ちなみに、研修という方法が
組織にアプローチできるのは
「知っている」という状況を
作るところまでです。

そんな話をしていると
冒頭の言葉が出てきたということなんです。

中堅中小企業のほとんどの方は
人材育成と組織の成長に関して
体系的に学んだ経験がなく

経営者や経営幹部が
自分が育ってきた経験を通じて
どう人を育てるかを考えています。

そうするとこのような事が
起きるのです。

人材育成や組織づくりの
コンサルタントの醍醐味は
単に「研修をする」というだけではなく

クライアント先に費用対効果の
高い打ち手をしっかりお伝えして
クライアント先の企業が成長することに
直接貢献できることだと思っています。

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