この記事に着目したワケ

チームビルディングコンサルタントの石見です。

先日、日経新聞にこんな記事が出ていました。
リコーやKDDIが「アジャイル」導入 
組織はどう変わる
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC203ZC0Q2A221C2000000/?

「アジャイル」とは、もともと
==
反復型のソフトウエア開発のやり方で

1~4週間のような短期間で
ソフトウエア開発を進め
ユーザーなど利害関係者のレビューを受けて
次の期間で改善する
というサイクルを繰り返す。

サイクルごとに軌道修正できる仕組みであり、
ソフトウエア要件の変更に対応しやすい。
==
というソフトウェア開発の
チーム運営の手法の一つでした。

記事の内容は
そのチーム運営方法をソフト開発だけでなく

あらゆる部門部署に
導入していくというものです。

それが意味するところ…
今までと何が違うのか?

それは
【組織やチームの
目的目標を短時間で見直し
早い意思決定と行動を生み出す】
という点です。

今までは、半年や1年の事業計画を
年度初めに立て
それを半年や1年かけて進めていくという
意思決定と行動のサイクルでした。

それが新型コロナ渦の中
性急に多くの事を変えて
いかなければならない状況になり

「アジャイル」が
脚光を浴びることになったわけです。

しかし、今回私がこの記事に
着目したのはそれではありません。

本当に大事なところは
そこではない、ということです。

変化に迫られたとき
手法ばかりが脚光を浴びがちですが
本当に大事なこと…
最も難しいことと言っても
過言ではありません。

それは
【手法を導入して実行する組織を
いかに作るのか?】ということです。

人は変化は嫌う生き物です。
特に急速な変化には
大きな反発が起こりがちです。

そんなとき、私は
チームビルディングコンサルタントとして
組織やチームを具体的に変えていく
一つの方法として
「OKR」を提案しています。

「OKR」とは
目的目標を機動的に運営していく手法です。

弊社もこの「OKR」を導入し
各チームが自律的に
目的目標を見直しながら判断し
取り組み(行動)を進めています。

経営者として大きな手ごたえを得つつ
組織マネジメントの基盤として
この手法の効果を実感しています。

それは、私だけではありません。
チームビルディングコンサルタントの
多くの仲間たちが
クライアント先に導入し始めていて
成果を上げています。

この大競争時代…
私は中堅中小企業にこそ
「OKR」を取り入れてほしいと
考えています。

「OKR」を導入することで
よりスピードを持った実行力を
備えることができるからです。

そして、「OKR」もまた手法です。
組織は、これを取り込んで実行する力を
手に入れなければなりません。

その基礎となるのが
チームビルディングだと
私は思っています。

チームビルディングというのは
単にコミュニケーションを
よくしましょうとか
仲良くやりましょう
といったものではありません。

会社や組織、チームを
結果や成果を上げ続ける
組織体へ変容させていく
そんなアプローチです。

是非、多くの方にチームビルディングを
学んでもらいたいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です