チームビルディングコンサルタントの石見です。
先日、1on1面談について質問を受けました。
これはかなり重要なことなので、
皆さんにも共有したいと思います。
相談内容を簡単にお伝えすると
「1on1面談のテンプレートを使って
やっているのですが上手くいかないです…」
というご相談でした。
====================
1on1面談のテンプレートが欲しい方はこちら
1on1面談9ステップテンプレート
====================
いろいろ話を伺っていると
相談者の口癖のようなものが気になり
こんな質問をしました。
「今のような話し方を面談の時もされていますか?」
それに対しての返答は
「そうですね・・・、何か気になりましたか?」
この時に1on1面談が
うまくいかない理由がわかりました。
これは「1on1面談テンプレート」が
悪いわけではなく
相談者の方が無意識に使っている
「1on1で使ってはいけない言葉」が原因でした。
その中でもすぐに改善できることを
ここでお伝えしようと思いますので、
自分事に置き換えて考えてみてくださいね。
1on1で使ってはいけない3つの言葉はこれです。
=================
① なんで・どうして
② でも
③ だから結局
=================
皆さんもこういった言葉はよくないと
どこかで聞いたことがあると思いますが
ついつい使ってしまう言葉ですよね。
そもそも1on1面談は
部下から話したいことを話す場なので
それを前提でお話をします。
【➀なんで・どうして】
例えば部下が
「この業務が上手く行かなくて悩んでいます」
と相談をした後に
上司から「何で?どうして?」
と言われたとします。
すると部下は
「ディスられてる?」と受け取りがちなのです。
なぜなら部下の心の中は
「なんで?どうして?かが
分からないからそれを相談しているのに…」
と思っているからです。
だから部下は、それ以上話せなくなるのです。
【②でも】
部下が話を終える前に
上司がでしゃばる状況です。
例えば、部下の話をさえぎって
「いやでもさ、こうやったら早いよね」と
上司が自分のやり方を
言いたくなるタイミングに
「でも」の言葉が出てくるというような形です。
これは
「でもなぁ、
そのやり方じゃ上手くいかないと思うよ」
「こうやったらどう」って
言っているのと同じです。
すると部下は
「結局、上司から言われたことを
やらないといけないのか」と
がっかりし
相談して損したと思ってしまうのです。
【③ だから結局】
例えば、面談の中で部下が
できるかどうか不安になっている時に
上司は「だから、結局やるかやらないかでしょ」
と言っている状況ですね。
部下は心の中で
「いつもと同じこと言われるし…」
ということになり
「はいはい分かりました!」
という受け答えになるのです。
【まとめ】
結局ね、大事なことは
1on1面談は
「部下の時間」ということです。
つまり
「上司の話は求められていません」
ということなんです。
それを理解して1on1をやらないと
いくらテンプレートを使っても
うまくいきません。
今回の内容を参考にして
1on1面談に取り組んでいただければと思います。