1on1面談のタイミングを見誤らないために気づくべき3つのサイン

チームビルディングコンサルタントの石見です。

先週も1on1面談について
メルマガを配信しましたが、
ここのところ1on1面談の相談が多いので
今回も1on1面談についてお伝えします。

1on1面談が急速に広がっているせいか
私自身、クライアントさんからも
チームビルディングコンサルタントの仲間からも
社内の1on1面談について相談が多いです。

そんな1on1面談において
「1on1面談のタイミング」
についての相談を受けます。

定期面談を決めて
上手く回っているという会社さんは
それでいいとして・・・

定期面談として
やることが決まっていない会社や

定期面談はやっているが
臨時的なスポットの対応は
どうしたらいいかと
悩んでいる方もいると思っています。

今回はそんなお悩みに関して
「1on1面談を行う3つのタイミングとポイント」
について解説してみます。

基本的には
============
1.ネガティブ5回
2.ミス3回
3.気分に波がある
============

という3つを知っていると
効果的に1on1ミーティングが
できるようになりますよ。

【タイミング①】
「ネガティブ5回が続いた場合」

1つめのタイミングとして
「ネガティブが5回続いた時」が
1on1を実施するタイミングです。

例えば・・・
上司が部下に仕事を任せている
もしくは、任せようとしている時

上司:前に頼んだ仕事は
「今どういう状況ですか?」

と確認したとき

部下から具体的な内容の返事がある場合は
ポジティブ反応と理解してください。

しかし以下の場合は、注意が必要です。

部下:「えーっとですねー」(1回目)
と部下からネガティブな反応が返って来た時が
まず気づきポイントです。

続けてつっこんでみて

部下:「えーっと」「何と言うか・・・」(2回目)

上司:「で、どうなの?」

部下:「ちょっと進んでなくて・・・」(3回目)

上司:「じゃぁ、その進んでない仕事をどうしようと思っているの?」

3回続いたら大分相手も困っていますよね。

部下:「んー・・・」(4回目)

上司:「やり方がわからないの?」

部下:「いや、やり方は分っているんですけれど・・・」(5回目)

・・・と、5回ネガティブが続いたら
1on1面談はやった方が良いですね。

出来れば3回目の時に上司は
「ちょっと時間とって話す?」
という提案するとより良いと思います。

【タイミング②】
「ミスが3回続く場合」

2つ目のタイミングは
「ミスが3回続く場合」です。

例えば・・・
部下:「スミマセン
カバーしようと思ったんですけれど・・・
やっぱり上手くいかなくて」

上司:「あなたに任せているから、
頑張ってみてよ、自分の成長に繋がると思うよ」

部下:「んーー。」

というような会話を3回繰り返したら
1on1面談です。

場合によっては3回目の
報告が来ない時もありますので
気をつけてください。

なぜなら
部下からその事を切り出しにくくて
報告がこない、もしくは遅れることは
よくあるからです。

ですから
ミスが2回起きたら黄色信号
という認識でいてください。

【タイミング③】
「気分に波があるとき」

3つ目のタイミングは
「気分に波があるとき」です。

もしかしたらこれは
若手の方に多いかもしれませんね。

すごく機嫌が良くて元気な日と
余り元気がないという日の波が
ある方への対応です。

多少の波は誰にもありますが
この波が激しい人、具体的には
1日おきごとに波があるという状態は
もう黄色信号です。

メンタル的に不安定になっていると判断して
早めに声をかけるなどして下さい。

この3つを意識して
1on1面談のタイミングを
考えてみてくださいね。

そして最後に・・・
大切なのは部下のことを
日ごろからよく見ておくこと
気にかけておくことです。

ぜひ、お伝えした
部下からの3つのサインを
見逃さないで声かけをしてみてください。