『部下育成で無駄な苦労をしないための3つのポイント』

チームビルディングコンサルタントの石見です。

今回は部下育成で重要な
3つのポイントを
お伝えしていこうかと思います。

経営者や管理職層に限らず
先輩社員も部下育成をする機会は
あると思います。

そういった広い意味での
部下育成に関する
重要なポイントになりますので
是非、参考にしてみてください。

今日は分り易くするために
クライアントさんとの会話形式で
お伝えしていこうと思います。

最後に3つのポイントと
最重要ポイントをお伝えしますので
読み進めて下さいね。

・・・・ここから・・・・
*(ク)はクライアント
*(石)は石見

(ク)「中途採用で入社した
部下の事なんですが

業界の経験があり
採用面談でも話の雰囲気から
大丈夫だと思っていたんです。

ところが実際仕事を任せてみると
上手くいかない事があって
指示した事を理解しているのかどうか
イマイチ分からなくて、困っています」

(石)「業界の経験と言っても
ひとつの仕事の中に
いろんなプロセスがありますよね?

部下が流れの中でどこができていて
どこができていないかを
分かっていますか?」

(ク)「いや~
そこまで分かってないです。
そもそもそういう見方をしたことが
なかったですね…」

(石)「相手がよく分かっていない
所の仕事を頼んで上手くいくと思いますか?」

(ク)「それは無理ですよね…
一応、部下には説明したつもりでは
いるのですが…
理解したかどうかは分からないです。」

(石)「相手に知識や経験があまりない中
あれこれいっぺんに頼んで
できそうですかね?」

(ク)「そこに知識や経験がなかったら
分からないですよね・・・」

(石)「最終的にリーダーとして
どうしていきたいのですか?」

(ク)「どうやって声かけて良いのか
分からないし・・・」

(石)「そういう事であれば
部下の方から来て貰える様にすれば
良いのではないですか?」

(ク)「来てもらうってどうするのですか?」

(石)「相手がある程度できるところまで
絞って伝えて、その後『出来上がったら
教えてね』という感じにするんです。」

「そうすると出来上がったところで
聞きにきますから
こっちから話しかけなくて良いんです。」

(ク)「あー。なるほど!」

・・・・ここまで・・・・

1つ目のポイントとして
大事なのは
【見極めること】です。

業務の中でその人が
得意な事、不得意な事があり
全部がまんべんなく
できる訳ではありません。

特に中途採用の場合
Aの事はしっかりやっているけれど
Bの事はそれほどでも無い
という事はよくあります。

だから業務全体の中で
どこが得意で不得意かを

【見極める】ことが
重要だという事です。

そしていっぺんに多くの事を
教えても上手くいかないのは
相手の知識が薄かったり
不得意だからです。

だからポイントの2つ目として
【教える事は3つまで】
にしましょう。
3つなら覚えられます。

もし相手に経験があり
長所としてやっている仕事なら
5つ6つと頼んでも大丈夫です。

そして
3つの教えが終わったら
「声かけてね!」といっておくこと。

そうすることで
3つ目のポイントである
【待つこと】がしやすくなります。

なぜなら「声かけてね!」の一言で
こちらからも声を掛けやすくなり
相手も話しやすい状況になるからです。

これは
相手ができる様になるための
時間を確保することでもあります。

だから【待つこと】は大事ですね。
部下育成が上手くできない人は
【待つこと】ができない人です。

今日は
部下育成で重要なポイントを
以下の3つお伝えしました。

  1. 見極める
  2. 教えることは3つまで
  3. 待つ

3つとも勿論重要です‼が、
特に重要なことは
【見極める】という事です。

結果的に一番効率よく育成ができて
効率良くコミュケ―ションが
できる事につながります。

ぜひ実践してみて下さいね。