さて今回は
「もし石見さんが経営者の方に
このような相談をされたらどう答えますか?」
というもしもシリーズで
お伝えしたいと思います。
相談内容は
「管理職になりたがらない中堅社員が増えていて困っている」
ということなので、お答えしたいと思います。
もしかしたらすでに相談されたことがある
内容かもしれないので、ぜひ参考にしてくださいね。
ただ単に管理職に魅力がない
結論からいうと
管理職に魅力がないため
このようなことが起こります。
例えば
- 管理職が端から見て大変そう
- 管理職が優遇されていない
- 給料は増えないが責任だけ増える
このような状態になっていると
管理職になりたいと思う社員がいません。
「管理職は面白そうだからなりたい!」
と思えるような組織になっていないことが
今回の問題点となります。
この状況を改善する方法
この状況を改善するためには
2つのアプローチ方法があります。
1.給与制度や評価制度の見直し
2.管理職育成
こういう話をすると
「給与制度や評価制度を作りたい」
という方がいますが、
給与制度や評価制度を作っただけでは
この問題は解決しません。
作成した給与制度や評価制度を
運用してはじめて意味があります。
制度を運用するためには
管理職が評価制度を運用できるように
育っている必要があります。
もし管理職が育っていないなら
管理職育成と給与・評価制度の作成は
同時に行う必要があるということです。
特に日本の企業は
管理職が大変な仕事
↓
管理職が魅力的でないのでなりたい人がいない
↓
管理職も管理職以下も育つ評価制度を作成する
↓
評価制度に合わせて評価や育成できる管理職が育っていない
↓
管理職が大変な仕事のまま
というように
堂々巡りになっていることが多いです。
特に評価制度構築に数年かけている間に
どんどん優秀な管理職候補が
辞めていくということが、多々起こっているということも耳にします。
まとめ
まとめると
「管理職になりたがらない中堅社員が増えていて困っている」
という相談に対する答えは
・管理職が魅力的に見えるような組織づくりをする
・給与制度や評価制度の見直し管理職育成を同時に行う
このようになります。
組織の詳細がわからないため
このような返答になりますが、
組織の状態次第では別の手が必要になります。
ぜひ今回の内容を参考にして
クライアントにアドバイスしてくださいね。