とある士業の方が、
後継予定者の方から
・社内がバラバラ
・業績は赤字
・社内の雰囲気が悪い
・残業しまくりの社員と定時で帰る社員がいる
・皆、自分のことしか考えていない
このような相談があったようです。
「この相談、石見さんだったらどのようなアドバイスをしますか?」
と聞かれたので、
今回はこの内容を
お伝えしたいと思います。
一見、組織の問題に見えますが、
大元の原因はそうではありません。
ここを間違えて
組織改善施策を先に進めると
失敗しますので
ぜひ今回の内容を参考にしてくださいね。
大元の原因を改善
組織の問題というよりは、
後継者にいつバトンタッチするかが
明確になっていないことが問題です。
まず現社長と後継予定者の間に入って、
どのようにバトンタッチするかの
サポートが必要となります。
ここがクリアされない限り、
組織改善施策を実施したとしても
うまくいきません。
なのでまずはここを解決することが
先決です。
目標とビジョンの設定
上記を明確にしてから
組織問題を改善する施策を進めます。
施策としては大まかにいうと
・会社のビジョンや目標を明確にする
・会社の目標と組織の目標、個人(社員)の目標を連動させる
会社のビジョンや目標を明確にして、
組織の目標と社員の目標を
連動させていないため
それぞれが好き勝手に動いてしまい
社内がバラバラになってしまいます。
なので定時で帰る社員や
残業する社員がいるという
極端な状況になっているんじゃないかと思います。
SSR理論でいうところの
真ん中のS(組織力)が問題なので、
会社の目指す方向(ビジョン)と
会社の目標設定ができるように
サポートすることが必要となります。
そしてその目標に沿って
チームや個人の目標を落とし込めるように
整備する支援をしましょう。
まとめ
まとめると
今回の相談内容の答えは以下です。
・後継予定者に事業を譲渡する日を明確にする
・会社のビジョンや目標を明確にする
・会社の目標と組織の目標、個人(社員)の目標を連動させる
後継予定者がいる場合、まずは
「事業を譲渡する日が明確になっているか」
をヒアリングしてください。
明確になっていて初めて、
組織改善の施策を実施して
効果が期待できる条件が整います。
今回の内容を参考にして
アドバイスしていただければと思います。