なぜ制度を作っても使われないのか?

「依頼されてキャリアパスや賃金制度等

いろいろな制度を作ったけど、

クライアントが使ってくれない」

こんなことってありませんか?

当たり前ですが、

せっかく制度を作ったとしても

使わなければ意味がありません。

制度を作っても

運用できない経営者に対して

「石見さんならどうしますか?」という

ご相談をいただきましたので、

今回はこの内容を

お伝えしたいと思います。

作った制度は

使われてこそ成果につながるので、

運用されやすい方法をお伝えしますね。

優先度を高める

ワークスケジュールの中に

「評価する日程」をいれて

優先度を高めることを社長に公言してもらいます。

そうすることによって、

仮に現場が回ってなくても

「評価すること」

の優先度をあげることができるからです。

当然ですが

「今週は忙しいから後にしよう」

みたいなことは基本的になしにします。

もし現場から

「現場が忙しくてできませんでした」

といわれても、

「評価は必ずやって」

と言い続けます。

このくらいはっきり伝えることが

重要なのです。

一度でも妥協したら

どんどんやらなくなるので、

これは徹底して伝えてもらいましょう。

あとはそれをやり続けるだけですが、

評価する人を育てることや

仕組みを整理することも必要となります。

評価する人を育てないと

「こんな人に評価されたくない」

という風になり、

評価制度が役に立たなくなります。

つまり評価制度を運用し続けながら、

評価者を育てることを

両軸で行う必要があるということです。

どんなことでもそうですが、

制度を作るときには

このように運用することを含めて

考えていくことが重要です。

まとめ

まとめると

今回の相談内容の答えは以下です。

・現場が忙しくても、評価は必ずやる様にはっきり言う

・とにかくやり続ける

・評価者を育てることも同時に行う

評価制度を作るときには

運用することも

視野に入れておく必要があります。

もしあなたが

何かしら制度の作成を依頼された時には

運用することも考慮して

提案していくといいでしょう。

今回の内容を参考にして

アドバイスしていただければと思います。