私たちは常に成果を出すこと、
つまりクライアントに成長してもらい
自分たち自身で目標達成できるように
なってもらうことを目指しています。
そのためにはどんなステップを踏んで
クライアントと関わっていけばいいのか。
今回はそんな事例が
実践報告に挙がってきましたので
共有したいと思います。
KさんのOKR実践報告にならって、
自分も久しぶりの実践報告です。
通販事業をやってる支援先で
いよいよOKRフェーズに入りました!
◆OKRスタートまでのプロセス
・元々社労士の顧問先で昨年2月から
チームビルディングプログラムをスタート
・参加者は幼なじみで経営する
社長・役員3名+各部門リーダー4名の計7名
・昨年2月にソゴアゲ※を実施
(昨年事例発表した会社)
※ソコアゲとは
私たちが開発・運営している
組織診断のこと
詳細はこちらをクリック
↓ ↓ ↓
・まず7回のTB研修でマネジメントの
共通言語を獲得
・9月よりビジョン、ミッション、
バリューの明確化
・今年1月から3年後のビジョンに向けた
1年後の会社OKRのセットアップ開始
・昨日のミーティングで会社OKRは
ほぼ完成
◆コンサルとしてやったこと
・会社OKRの「O」に対する「KR」で
部門毎の要素出しと時間軸の繋がりを
丁寧に揃える
・会社KRをプロジェクターで
映しながら、現実的なKRになっているか?
・本当にこれがビジョン達成に
資する会社KRとして妥当か?
・部門OKRに落とし込んだときに
きちんと自分たちの行動との繋がりが
明確にイメージできるか?
・新たな指標の創出はどうするか?
この辺りを全員で対話を通して
検証しながら策定しました。
◆現時点での感想
シャイトレ※でYさんから
「Hさんの入り方が一番理想なので、上手く行くよ〜」
と背中を押してもらえたこともあり、
かなりいい感じで進めてられています。
※シャイトレとは
コミュニティ内で有志が行っている
コーチングの無料練習会のこと。
会社KRをいかに解像度をあげられるか?
粒度を揃えられるか?
その検証のための問いをすることが大事だと思います。
そのためには、
まずは一人一人がイメージしている
言葉の定義や認知レベルを
合わせることが大切ですね。
昨日のミーティングで社長が
「うちらってこんなにきちんと
意見やアイデアが言えるように
なったんだね。ホントスゴイね〜!」
「自分たちがコントロールできるところに
フォーカスしながら
望ましい構造を作っていくことの
重要性がよくわかりました」
「データとインフォメーションと
インテリジェンスの違いがよくわかりました」
「もしチームビルディングをやっていなかったら、絶対こういう場は作れてなかったです」
と言ってたのが、印象的でした。
元々幹部7名中6人が
A60以上のA族集団※なので、
OKRは得意なフレームになること確定ですね(笑)
※A族集団とは、
思考が感覚ではなく、
論理に寄っている人のこと。
効き脳診断の結果(A~Dタイプ)が
由来となっており、
論理的思考の人はAの数値が高いため、
そう呼んでいる人もいる。
次回は運用フェーズの解説と
上期OKRのセットアップと
部門OKRに向けての準備ですが、
多分上手く行きそうです。
OKRは改めて組織の学習レベルを
ダブルループ→トリプルループまで
押し上げてくれる
良いマネジメントツールだなぁと思います!
現場からは以上です!
このレベルのコンサルが
できるようになるには
それなりの実践経験が必要になりますが、
クライアントに成長してもらうには
私たち自身もこれぐらいにならないと
難しいということです。
研修講師であればできるようになるまで
サポートする必要はなく
教えるだけで終わりです。
もちろんそれが悪いと
言いたいわけではなく、
研修講師の報酬が上がらない
最大の要因はその点にあるということです。
一方でコンサルタントは
上記の実践報告のように、
クライアントに教えたことを
クライアント自身ができるようになるまでサポートします。
それには何年もかかることがほとんどですが、
だからこそ長期の契約になり
報酬も跳ね上がるのです。
長期でクライアントと関わるには
研修講師とコンサルの違いを
明確に理解しておく必要があります。
研修講師は情報を伝えるだけ、
コンサルは情報を伝えた上で
実践できるようになるまでサポートする。
覚えておいてください。