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コンサルタントの石見です。
今日のテーマは、
何故、「研修」が成果を生まないのか?
というお話をしたいと思います。
まあ実は、ストレートに言ってしまうと、
「研修」自体が問題かどうかでは無い
という話です。
これは、前回お話した、
「気づき」と「教える」のとでは、どちら大事か?
という話に、実は繋がっています。
つまり、
「気付き」と「教える」の間に、
時間を取っていない場合には、
成果を生まない可能性が高い
という事です。
でも実際に、
研修を頼まれる時には、
「気付いて」貰う事と、
「教える」ことを同時にやる
という事をする訳です。
私も、
お客様からそうやって欲しい
と言われた場合には、
もちろんやります。
ただ、その時に、
「気付き」と「教える」の間に時間があると
何に気付いたかという事が分かるので、
何を教えればいいかという事が、
より的確になる訳です。
だから、
「気付き」を与える事と、
「教える」という事の間に
なにか気付いた事をアウトプットして貰い、
どういうことを学べば良いのか
という事が分かってから、
それについて、教えるのです。
例えば、
「気付き」を中心とした研修と、
その気付きから、
「教える」という研修を後にやる
みたいな形に組むと良い訳です。
実際に、
「気付き」の研修の後に、
どんなことに気付いたかという事を
ちゃんと参加者から
聞き出したり、回収して、
その結果から、
こういう事を教えたら良いですね
とやると、
大きな成果が上がるのです。
言われてみたら当然な事ですが、
お客様側の要望とか制約で、
「それを一緒にやって欲しい」
とか、
「時間が無いからこうして下さい」
みたいな事を言われる訳です。
だから、どうしても、
「気付き」と「教える」を同時に
やらざるを得ないみたいな話になるのです。
でも、そのようにやったとしても、
成果が上がらないという事になったら、
結局、お客様は不満足になる訳です。
そうすると、
次に何かを頼まれるという事も無い
という事になってしまいます。
だから、
そう言われたからと言って、
じゃあ、どうしようと
強引にやってしまうこと自体が、
本当はダメなのです。
その結果、
「研修」が成果を生まないという事に、
お客様がなってしまうのだと思っています。
もちろん先方の意を汲む
というのはすごく大事ですけど、
本当に成果を上げてもらう
という事を考えた時に、
やはり専門家として、
どうすべきかという事を提案して頂きたい
と思っています。
いかがだったでしょうか?
ありがとうございました。