何も決めない会議に価値がある

時々クライアントの会議に
参加させていただくことがあります。


会議では「何かを決める」というのが
前提になっていることが多いですが、
先日参加したお客様の会議では開始早々

「今日は何かを決める場ではありません」

という発言がありました。



ある新規プロジェクトの
キックオフミーティングだったにも
かかわらず、です。



その会議では、

参加しているメンバー一人ひとりが
テーマに対してどんな風に捉えているのか
現状を確認したいということでした。



一つのテーマについて
全員の捉え方や考え方を把握することで

経営者側だけでは想像できなかった側面に
気づくこともあります。



反対に、
現場側から見えていなかった側面に
気づくこともあるでしょう。



それぞれの立場、大切にしていることが
会議の俎上に上がることによって

「本当に決めるべきこと」が
明確になるわけです。



A案、B案、C案のどれでいくか。


そういったことを決めるのが
通常の会議だと思いますが、

そもそもその選択肢は
正しいのでしょうか?



ABCを決めるより先に
決めておかなければならないことは
ないのでしょうか?



私が参加した会議は、
決めるべきことを
全員で確かめる会議
でした。



こういう会議を経営者に提案すれば
「そんなことをしている時間はない」
と言われてしまうかもしれませんが、

それは実はまったくの逆で、
「そんなこと」すらしないから
経営者の時間は減っていくのです。



決めることだけを急ぐ会議が
いかに効率が悪いか。



いかに二度手間、三度手間になるか。



そのことが多くの経営者には
見えていないのです。



私たちはこういった会議が
いかに長期的に価値あるものかを
経営者に伝えなければなりません。



そのためには私たち自身が
うまくいく組織の原理・原則を
知っている必要があります。



当たり前ですが、
会議を変えただけで
組織がよくなることはありません。



他のいろんな要素に合わせて
会議を変えるからこそ
組織全体のパフォーマンスがあがるのです。



いつ、どこで、どのようなことすれば
組織はよくなっていくのか。



それを見つけるのが私たちコンサルや
人の問題にかかわる士業の仕事なのです。



追伸

人間関係や組織の問題というのは
個々の経験則でしか解決できないと
思われがちですが、

それらには確固とした法則があり、
うまくいかせるための方程式があります。

3つの視点を持つだけで、
組織の根本的な問題を
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