アドバイスしても行動してくれないクライアントに行動してもらう方法

この相談はあるあるなのですが、

「アドバイスをしてもクライアントが動いてくれないのですが、どうすれば動いてくれるのでしょう?」

という相談を受けました。

せっかくアドバイスをしても

行動してもらえなければ状況は変わりません。

にもかかわらず

クライアントが動いてくれない時

あなたならどうしますか?

「動かないクライアントが悪い」

でしょうか?

実はアドバイスをしても

クライアントが動かないのには

理由があります。

ここを解決しなけば

いくらアドバイスしても

動いてくれませんので、

今回はそのポイントについてお伝えします。

アドバイスだけでは不十分

アドバイスをする時は

「アドバイスしたことを行動することによって、どのような状態になるのかを想像させるように伝えること」

が重要です。

クライアントは

1面だけでみたアドバイスだけでは

解決できないことを

知っているので動きません。

あなたがルービックキューブを

やった経験があれば

ルービックキューブを

想像していただくとイメージしやすいのです。

1面をキレイに揃えようとして

他のところがぐちゃぐちゃになったり

揃っているところが揃わなくなったら

どうやって揃えたらいいんだろう?

まだまだクリアまで果てしなく遠い

という経験がありませんか?

私はいつもルービックキューブを

やるとそう思うんですよね。

この1面1面が社内の取組と

例えて考えてみたらどうでしょうか?

そのようなことが起こっていませんか?

あちらを立てればこちらが立たず

というような話を・・・。

クライアントはルービックキューブが

キレイに揃うように

会社での取組が上手く繋がっていく状態を

イメージできてこそ行動にうつせると思っています。

ちなみに以下の図は

私が講師をしている

養成講座の資料の一部です。

私はクライアントの話を聞きながら、

問題を2つにわけアドバイスをしています。

実際の事例

実際に私のクライアントで行った

事例をお伝えしますね。

とある経営者さんは若手のリーダーを育てて

次の柱にしていきたいと思う一方で、

旧態依然とした人たちの対応を

どうすればいいかと悩んでいました。


経営者としてはジレンマであり、

まさにルービックキューブ型の

問題といえます。

そこで私がお伝えしたアドバイスは

「中期経営計画(3年)を若手のリーダー中心に立てること」

でした。

その中期経営計画には、

社長がどうしていきたいのかを織り交ぜて

計画していきます。

その後に

・経営計画を立てさせることによって、若手が当事者意識を持つ

・話し合いをすること自体も成長につながる

・3年やることでリーダーとして確実に成長する

これらをクライアントが

頭の中でイメージできるように

お伝えしました。

そして経営計画に則って

旧態依然とした人たちが

定年になるタイミングで

オファーをしていくこともアドバイスしました。

これを

「中期経営計画を立てたほうがいいですよ」

「若手に中期経営計画を立てさせたらどうですか?」

というように

やったほうがいいことだけ伝えても

クライアントは動かないということです。

複雑な問題が解決できることを

クライアントの頭の中で

イメージできた時に行動してくれます。

これを文章でお伝えするのは

だいぶ難しいので、

いつか音声などでお伝えしたいと思います。

まとめ

今回のメルマガでは

「アドバイスをしてもクライアントが動いてくれないのですが、どうすれば動いてくれるのでしょう?」

という相談にお答えしました。

答えとしては

「アドバイスしたことを行動することによって、どのような状態になるのかを想像させるように伝えること」

です。

問題をルービックキューブのように

多面的に物事を見れるようになると、

クライアントに行動してもらえる

アドバイスができるようになります。

今回の内容を参考にして

クライアントに行動してもらえる

アドバイスができるようにお役立てください。