とある士業の方から
「クライアント先の社長にビジョンがない場合はどうしたらいいでしょう?」
という相談を受けました。
長期的に強い組織を
運営をしていくためには
・ミッション(Mission)
・ビジョン(Vision)
・バリュー(Value)
が必要になりますが、
その中の”ビジョン”がないとのことです。
私の経験上ですが、
ビジョンがない経営者はほぼいません。
今回の場合は、
質問の仕方に問題があると思ったので、
この内容をあなたにも共有しますね。
質問する側がそもそも”ビジョン”をわかっていない
仕事柄いろいろな方と話しますが、
ビジョンを間違えて
覚えている方が一定数います。
基本的にビジョンというものは
映像として見えないと
ビジョンといいません。
例えば
”世の中に貢献する会社になってます”
というのはビジョンではなく、
ミッションになります。
先ほどもお伝えした通り、
どう貢献しているのかが
映像としてみえないため、
ビジョンとはいわないのです。
案外この違いが
わかっていない方がいるので、
クライアントのビジョンを
聞き逃している可能性があります。
もう1つお伝えすると
ビジョンを聞けるほどの関係性が
クライアントとできていない
可能性があります。
クライアントからすると
ビジョンは心の中にあっても
「みんなが受け入れてくれないんじゃないか?」
「共感してくれないんじゃないか?」
こんなことが頭によぎって、
それを語るのは怖いという方も
一定数いるからです。
そのような経営者に対して
「ビジョンは何ですか?」
という質問をしても答えてくれないのです。
じゃあ信頼関係ができるまで
ビジョンを話してもらえないのか?
というと、そうではありません。
信頼関係ができていなくても、
ビジョンを聞き出せる
質問方法がありますのでお伝えしますね。
ビジョンを聞き出す魔法の質問
この質問方法は
・恐れからビジョンを語りたくない方
・そもそもビジョンがわからない方
どちらのパターンでも
活用できる方法です。
なぜならこの質問をすると
クライアントの頭の中にある
映像を伝えてくれるので、
それがそのままビジョンとなります。
その質問とは
「○○さんはどんなふうに働けていたらいいですか?」
「従業員のみんながどんなふうに働いていたら、自分の会社がいい会社だと思いますか?」
というこの2つ。
例えば
「従業員がクライアントさんと楽しそうに話している所を、端から見ていられる会社になっている」
と答えた場合、
それがそのままビジョンになるというイメージです。
その映像を1フレーズで伝えたものが
「ミッション・ビジョン・バリュー」の
ビジョンとなります。
まとめ
今回は
「クライアント先の社長にビジョンがない場合はどうしたらいいでしょう?」
という相談についてお伝えしました。
冒頭でもお伝えした通り、
どのような会社も
何かしらのビジョンがあります。
それをただ単純に
「ビジョンは何ですか?」
と聞くのではなく、
質問の仕方を工夫することで
ビジョンを聞き出せるようになります。
今回の内容を参考にして
クライアントのビジョンを
聞き出してみてくださいね。
【追伸】
ちなみに弊社のビジョンは
「自由に働きオモシロイコトをつくる」
となっています。
弊社のスタッフをはじめ
個性的なメンバーが
様々な契約形態で事業に関わっています。
そのようなスタッフのシナジーから
今後もオモシロイ事業を
楽しく創っていきたいと思っています。