この文章が読めたらあなたは優秀なコンサルタント

みなさん勉強熱心だと思うのですが、

コンサルタントとして活躍するには

どの程度の知力(学ぶ力)が必要だと思いますか?

例えばどんな本が理解できるレベルになれば

成果の再現性を担保できるのか?

今回はそんなお話をしてみたいと思います。

ダイナミックスキル理論とは?

私たち大人はどうすれば

効率よく成長できるのか。

そのプロセスや視点をまとめた

「ダイナミックスキル理論」

呼ばれる理論があります。

この理論を学ぶと

・なぜ成長にはコーチングが重要なのか

・どの程度クライアント先に成長してもらえれば、目的目標やビジョンを考えてもらいやすいのか

・なぜAさんはすごく成長するのにBさんは成長しないのか

といったことが分かります。

どれも気になると思いますが、

ここで取り上げたいのは

Aさんは成長するのになぜBさんは成長しないのかです。

この差はどうやって生まれるのか。



その1つが

ダイナミックスキル理論で

「能力レベル」

呼ばれるものの差です。

能力レベルには0~12までの

13段階あるのですが、

このレベルが上がるほど

物事の理解の深さや広さが

大きくなります。

1のことから10学べる人と

1のことから2学べる人との違いは

能力レベルの差にある

ということです。

ダイナミックスキル理論を提唱した

カート・フィッシャーは



「再現性を担保できるのは能力レベル11以上である」



と言っています。

レベル11とは、下記の文章が

理解できるレベルです。


人というのは、

『動的な要素非還元的存在』です。

つまり、各人固有の

意味構築システムと

社会の文化的・制度的な

システムが相互作業することによって、

全体としての1人の存在を

形作っている、ということです。

具体的には、人はそれぞれ、

各人固有の認識世界を持っており、

現象に対する意味づけの仕方が

異なります。

(以下略)


『成人発達理論による能力の成長』P164より引用



つまり私たちが何度も成果を出せる

再現性のある

コンサルティングをするには

最終的にはこのレベルが

求められるということです。

とはいえ、

11に達していないからといって

特に落ち込む必要はないと

思っています。

というのは、

この能力レベルがなくても

成果を出せるようにしたのが

仮想体験ゲームだからです。

ゲームはそれ自体に

再現性のある仕組みが

組み込まれているので、

人の能力にはあまり依存しません。

私が仮想体験ゲームを

ずっと勧め続けているのは

そういった理由もあるのです。

手元に仮想体験ゲームがあるなら、

ぜひこの視点で

活用してみてください。

人や能力に依存せずに

再現性を発揮できるのが

仮想体験ゲームの強みです。

【追伸1】

ちなみに限定合理性(自分の枠)を

自分自身ではずしていけるのも

能力レベル11以上の人たちです。

一般にはメタ認知能力と

呼ばれたりもします。

これが身につくと、

コーチングの場面でも

経営者と深いレベルで

対話できるようになるので、

より大きな信頼を得たり、

より深い問題に切り込めたり

できるようになります。

やはりコンサルタントとして

「最終的には」身につけたい能力ですね。

【追伸2】

ダイナミックスキル理論の講義も

養成講座卒業後に受けられる

サポートメニューに入っています。

今回お伝えしたこと以外にも

私たちコンサルタントが

ダイナミックスキル理論について

知っておくべきことはあります。

養成講座で基礎を学んだあとに

活用してください。

経営者の枠をはずしたければ、

まずは自分たちの枠を

はずしていく必要があります。

そのことは前提として

理解して頂ければと思います。