傾聴は「耳を傾けること」ではない

前回のブログで

コーチングの話をしたので、

もう少し続きをお話ししようと思います。

コーチング的「傾聴」とは?

突然ですがあなたは

戦争に賛成ですか?反対ですか?

私たちが行動を選択するときは必ず

・快感を得る

・不快を避ける(ことで快感を得る)

のいずれかを選んでいます。

ある国が戦争を始めたとしたら

その国のトップにとって

戦争をすることは快感

(戦争しないという不快を避けている)

ということです。


もちろん堂々と快感だと

表現することはないでしょうが、

行動がそれを表しています。

つまりその人の行動・選択は、

その人にとっては常に正しいということです。

コーチングで習う傾聴とは、

倫理的に問題があることであっても、

(相手の選択理由に意識を向けて)

こちらの価値観を差し挟まずに話を聞くことです。

経営者の相談に乗っていると、

従業員を人だと思っていない

発言に出くわすことがあります。

そういうときでも

経営者を嫌悪したり、

説得しようとするのではなく、

・なぜそんな発言をするのか

・最初からそうだったのか

・どんな経緯で今に至ったのか

という背景に意識を向けて

話を聞くことが傾聴です。

これができるようになると

相手は自然とたくさん話してくれるようになり、

表面的な問題ではなく、

根本的な問題を掘り起こして

解決できるようになります。

上司と部下の1on1面談であれ、

経営者のコーチングであれ、

本当の問題を解決するためには

傾聴は不可欠なのです。

以前お伝えした

養成講座卒業後に受けられる

トレーニングメニューでは、

「傾聴」も鍛えられます。

鍛えられるというより

鍛えないと成果が出せないので、

コンサルタントの仕事をしたいなら

鍛えるしかありません。

派手なテクニックやノウハウは

教えられませんが、

基礎と実践に関しては

どこよりも力を入れていると思っています。

ぜひ一緒に成果を出せるコンサルタントを

目指していきましょう。

【追伸】

以前アクティオノートというメディアの方に

コーチングのインタビューを

受けたことがあります。

記事はこちらから見れますので、

よかったら読んでみてください。