もう何年も前のことです。
あるエステサロンの経営者から
「アシスタントを付けようと思うんだけど、今いるスタッフなら誰がいいと思いますか?」
という相談がありました。
・No.2を誰にすればいいか
・次のリーダーは誰がいいか
などの相談はよくある相談の1つですが、
こういった相談をされたときに
私が必ず着目することが2つあります。
今回はその2つのポイントについて
お伝えしてみようと思います。
ところで、
自分ではまったく凄いことだと
思っていないのに
なぜか周りから褒められること
ってありませんか?
・声が通る
・細かいことに気がつく
・気遣いができる
・奇抜なアイデアが出る
・話をまとめるのが上手い
・1つ1つの作業が丁寧
など、これらは私たちが
努力せずに他者に貢献できる
最大の武器です。
これを私は「強み」と呼んでいます。
この強みと役割をフィットさせること。
これが私が着目する1つ目のポイントです。
しかし、重要なのはここからです。
冒頭の質問をもう一度
読み返してみてください。
何か違和感がありませんか?
「アシスタントを付けたい」の
アシスタントとは
何を指しているのでしょう?
よくよく話を聞いてみると、
この経営者の方が
イメージするアシスタントは
「自分が教えた営業方法をうまく実践して成果を出せる人」
でした。
私は最初、アシスタントと聞いたときに
自分の苦手なことを
手伝ってくれる人だと思ったのですが、
そうではなかったわけです。
私たちは同じ言葉を使っていても
まったく違う意味で
捉えていることがあります。
「No.2がほしい」という言葉が
本当は何を意味しているのか。
それを知ることが
この手の相談を成果に導く
最重要ポイントです。
No.2 = 財務に詳しい人
こんな風に安易に考えていたら
成果は絶対に出ません。
1.強みと役割をフィットさせる
2.相手が求めている役割が何なのかを詳細に把握する
この2つを意識してみてください。
【追伸】
今回の内容は養成講座で
私が伝えていることを
一部抜粋したものです。
この話に出てくるエステサロンの経営者は
私が養成講座を開講する
きっかけを与えてくれた恩人でもあります。
養成講座では
実際に彼とどんな会話をしたのか
再現しながら話していますので、
そちらも楽しんで頂ければ幸いです。