在り方とやり方のバランスの取り方が難しいと相談されたら

今日は

在り方とやり方のバランスの取り方が難しいと相談されたら

という話をしたいと思います。


経営者のコンサルティング・相談・
サポートをしている方たちなら
在り方とやり方のバランスの取り方が難しい
といった相談を受けることが
よくあるんじゃないかなと思います。

特に勉強熱心な経営者の方ですね。

いろんな交流会とか勉強会に行かれて
在り方が大事なんていうことを
学んでくるんですよね。

半信半疑いろいろ思いながらも
やっぱりそうかもしれないな
自分の在り方はどうなんだろうと
在り方について考えてみる

そして

やり方が大事なんじゃないかと
気付いて考えたりするわけですね。

会社の在り方みたいなことを
考えていこうとするわけですけれども

こうすると必ずと言っていいほど
この在り方とやり方のバランスの取り方が
難しいというところに行き着く

最初の壁にぶち当たるんですね。


こうした経営者の方から
相談された時にどうするか?
ということなんですけど

私は
質問をすることが大事だと考えています。

どんな質問をすることが大事なのか?

それは
そもそも何で分けて考えているのか?
ということです。

つまり
在り方とやり方のバランスが難しいと
思っているということは

在り方とやり方を分けて考えている
可能性があるわけですね。

まずこれを確認します。

分かれていないとしたら?
という質問をすると
いいんじゃないかと思いますね。

そもそも
在り方とやり方のバランスって
取る必要がありますかね?

とか

在り方とやり方が分かれていないとしたら
どうでしょうね?

という問いです。

在り方とやり方のバランスを取る
ということを考えようとしてるけど

そもそも
それが本当に問題なのか?

ということを問いによって
考えてもらうということですね。

そうすることで
経営者さんの思い込みを外すことが
できるわけです。

問いによってこれまでになかった
視点を提供して

ご自身の枠の外で考えていただく
わけですね。

そう言われてみると
「どうなんだろう?」と

そして
「はっ」と気付くということですね。

経営者自身が自分の枠の外で
考えるということは

経営者自身の考える力というところで
人材力が上がり

また

これは組織力つまり組織のマインドを
どう整えていくかということに
つながっていくということですね。

チームビルディングで言っている
人材力・組織力・関係力のループを考えたときに
まずその大部分が繋がっていく

つまり
良くなっていくということです。

この問いは経営者にとって
とても大事な質問になるということですね。


士業・コンサルタントの方も
一人の経営者であることもあるでしょうし

こうした質問に対する
ご自身の答えを考えておくことが
必要なのかなと思っています。

あらためて
こうした経営者のサポートを
されている皆様は

この在り方とやり方について
どんなふうに思っていますかね?

ぜひ
ご自身で考えて
押し付けるということではなくて
自分なりの答えを持って

そして
こうしたご相談に乗れるように
なっていただきたい
というふうに思っています。