先日、
「管理職が次々と辞めてしまうのですが、この状況を改善するにはどうすれば良いのでしょうか」
という相談を受けました。
答えとしては単純に
「管理職の仕事がキツイから辞めてしまうので、それを改善すればOKです。」
となりますが、
それではどう改善するといいか
わからないと思うのでお答えしていきますね。
組織問題の不都合な真実
結論からいうと、基本的には
「辞めてしまう管理職層をまとめている管理職が原因」
だということです。
辞める管理職層が問題ではありません。
管理職が辞めてしまう原因には
・管理職が役割を果たすために必要なモノが揃えられていない
・権限が与えられていない
・責任は増えるけど給料が変わらない
・辞める管理職層の上の管理職が
・ほったらかしで相談してもサポートがない
このようにいろいろありますが、
その管理職層をどうにかしないと
管理職が辞めてしまう状況は変わりません。
![](https://iwamikozo.com/wp-content/uploads/2023/11/1127メルマガ掲載の図40.png)
しかし研修の導入などの稟議を通すのは
その管理職層なので、
「あなたたちが原因なので、あなたたちが研修やコーチングを受けてください」
といってしまうと、稟議が通らないのです。
稟議が通らないということは
その管理職の意識を変える
研修やコーチングができないので、
要改善の管理職層が心を改めて
この状況を変えたいと努力しない限りは
問題を解決することは難しいでしょう。
社長の器以上に会社が大きくならないのは
それが所以(ゆえん)だったりもします。
私はこれを
「組織問題の不都合な真実」
と呼んでいます。
まとめ
まとめると
「管理職が次々と辞めてしまうのですが、この状況を改善するにはどうすれば良いのでしょうか」
という相談に対する答えは
「辞めてしまう管理職の上の管理職を改善する」
となります。
日本の組織がなかなか変わらない
組織問題の不都合な真実を
語る内容になってしまいましたが、
今回の内容を参考にして
アドバイスしていただければと思います。