6段階の階段をどう設計するか

今日は

6段階の階段をどう設計するか

という話をしたいと思います。

士業やコンサル・コーチなど
経営に関わる人達が
育成の相談をされることは
結構多いと思います。

「なかなか人が育たないんですよ」
という話をされた時に
どういうアドバイスするかは
すごく大事なことなんですね。

というのは、それが
皆さんの付加価値になるからです。

そういう場面になったときのために
知っておいて頂きたいことを
今からお話ししていきます。

6段階の階段というのは

・知らない
・知っている
・やってみる
・分かる
・できる
・している

という階段のことです。

最初は知らないところから始まり、
会社に数字として貢献できている
というレベルになっていると
それは「できる」「している」
という段階ではないかと思います。

「できる」「している」
という状態になると
自然に会社の数字などに
貢献できている感じになるので、
ちゃんと育っている
という話になると思うんですね。

この6段階の中で
なかなか上手くいかないのは
「やってみる」から
「わかる」「できる」
というところかな
と思います。

「知らない」から「知っている」
というのは、
まずやり方を教えましょう
ということで
やり方を教える段階です。

そこからやってみようというところは
人それぞれですね。

じゃあ早速やってみます
という人から
恐る恐るやってみます
みたいな人もいると思います。

とりあえず一歩踏み出す感じになるので、
ここで足踏みする人もいると思いますし、
少しスピードの差はつくと思うんですが、
やっぱり難しいのは
「やってみる」から「できる」ですね。

ここで大事なのは
やってみたときに
うまくいかないことの方が
圧倒的に多いということです。

新しいことをやってみて
すぐに上手くいく確率って
どれぐらいでしょう?

10回やったら
1回とか2回くらいですかね。

なかなか上手くいかないと、
こういう風にやった方が
うまくいくのかなぁ、
という風に試行錯誤しながら
やっていきます。

そうすると
また違うことがわかる。

インストラクション(やり方)という
知識レベルで理解していたことを
実際やってみると、
あれが大事これが大事ということが
分かってくるんですね。

この「分かる」が増えていくと
やがて「できる」という状態になる、
つまり上手くいく確率が
上がるということです。

こういったことを上手く伝えられると
それが価値として伝わるのではないかと
思っています。