【働き方改革の基本】生き残れるか?コミュニケーションに見る落とし穴

そもそも ...

コミュニケーションが
取れていない職場の方々が
 
コミュニケーションは
 緊密に取れた方がいい

 
というのは
もっともなんですが
 
「緊密なコミュニケーションが
 取れている職場は
 良い職場なのか?」
 
というと
 
緊密なコミュニケーションが
必ずしも良い職場には
つながっていない


私は思っています。
 
 
なぜなら、
 
緊密なコミュニケーションが
取れるという事は
 
「人間関係が近い」
ということだからです。
   
 
近い人達の職場は
 
一体感を感じやすいという
側面もあるんですが
 
何かやろうとした時の
社内の合意形成に

ものすごく
時間がかかるのです。
 
 
例えば、
 
根回しであるとか
何か報告をしないといけないとか
事前に相談する人がたくさんいる
 
とか・・・
 
 
特に、変化が激しい
現在のビジネスの世界では
 
仕事のやり方や取り組みを
どんどん変えていけないと

世の中から必要とされなくなります。
 

緊密にコミュニケーションを
取っている職場では
 
そういう事がやりづらくなる
可能性が高いのです。
 
 
私は

「良い職場・組織とは?」
 
と聞かれたら
 

 「ある種、批判的な
 コミュニケーションが
 オープンに出来るかどうか

 
と、お答えしています。
 
 
1つの意見が出たら
 
「それは違うんじゃないか?」
「こういう意見や見方もあるけど、どう思う?」
 
など、1つの事に対して
いろんな意見が出て

どういう事をやって行けば良いか?
 
という事を、全員で
多角的な視点から
良いものを作っていく

 
こういったことが
オープンに出来るかどうかを

私は、見ているからです。
 

もちろん、なんでも
言いたいことをいえばいい
ということではありません。


自分の意見は伝えつつも
相手の意見も尊重する
アサーション...


相手を通して、または
相手からのフィードバックを通して

自分の思考パターンや
アイデアを見直すきっかけを得て

行動や思考の質を上げていく
ダイアログ(対話)...


そして、忘れてはいけない
チームビルディングの3つの視点...
(この脈絡では、特に「組織力」)


こういったものを通じて
丁寧にコミュニケーションを
取っていくことが求められます。


つまり

「ある種、批判的な
 コミュニケーションが
 オープンに出来るかどうか」

とは


心理的安全性」です。


緊密なコミュニケーションが
取れることと

心理的安全性が保たれていることは
イコールではありません。


緊密さを主に追求していくと
関係性が近くなりすぎて
 
「嫌われるんじゃないか」
「批判していると思われるんじゃないか」
 
という心理状態に陥りやすくなり
 
結果的に

本当の意味で
「緊密でない」組織を
作ってしまいかねない
ということです。


繰り返しになりますが

もちろん、緊密さが
まったく必要ない
という訳ではありません。


でも、それが一番でもありません。

 
「緊密」な組織を作ること

は目的ではない。


「成果が上げる」 組織を作る


これが、一番大切なこと
ではないでしょうか?


あなたの組織はどちらですか?



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