今日は
中小企業の強みは本当に「機敏さ」なのか？
という話をしたいと思います。
大企業と比べて
一般に中小企業の強みは
機敏さだと言われます。
しかし、本当にそうなのか？と
あらためて考えてみると
どうでしょうか？
そう言われるのは
“組織が小さい”から
という前提がある訳ですが
小さな組織が
すべて機敏なのかというと
そうではないことに
すぐ気づくと思います。
では、なぜ
そのように言われて
きたのでしょうか？
このナゾを
紐解くポイントは
世の中の
“価値観のアップデート”
です。
昔はトップダウン型の
組織が一般的でした。
オーナーがいて
社長がいて
従業員たちは
言われたままを
していました。
言われたことをこなせば
豊かになる時代だった
からです。
ひと昔前の中小企業は
一様に「スピード感」が
あった訳です。
今はどうかというと
世の中は
やりがいや自己実現を求める
という価値観に
アップデートされ
従業員たちは
言われたまますることに
疑問を持つようになりました。
この仕事を通じて
「自分は成長できるのか？」
「自己実現に近づけるのか？」
など
その仕事の
自分にとっての意味を
考えるようになった訳です。
これが
スピードを上げることを
難しくした訳です。
自分にとって
意味がないと思えば
仕事に気が入らないとか
辞めてしまうといったことが
起こる訳です。
しかし、価値観の
アップデート自体は
悪いことではありません。
自律的・自発的に
動くことが良いとされる
世の中になり
個々が自ら考え
行動することで
要求された以上の
価値を生む可能性が
高まりました。
個々の自主性を
即座に引き出して
自発的に動ける
組織をつくることが
できれば
規模が小さい会社にとって
それは、まさしく強みに
なります。
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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