通り一辺倒にいかない1on1ミーティング

チームビルディングコンサルタントの石見です。

今年もお世話になりました。
早いもので年内最後のブログになります。

先日、某上場大企業の部長級の方と
お話をした時のこと。
いろんな話をしたんですが
中でも、1on1(面談)の話題が印象的でした。

今回は、1on1について思うことや
感じていることをお話しようと思います。

その前に軽くマネジメントの
前提について触れておきます。

私たち
チームビルディングコンサルタントは
組織作りには3つの要素が
必要という話をしています。

これを、私たちは
SSR理論と呼んでいて
1.人材力(S):人の強みや特徴
2.組織力(S):目的・目標やルール&仕組み
3.関係力(R):コミュニケーション

この1、2、3、が
1,2,3→1,2、3・・・
とエンドレスにグルグル回ることで
マネジメントが成立するんですよ
というお話をしています。

もう少し詳しく知りたい方は
下記のリンクへどうぞ!

組織づくりの原理
https://iwamikozo.com/ssr/

<組織づくりの原理>
一般に、大企業は
組織力(S)がガッチリしていて
これを回すための豊富な人材がいます。

なので、決まったことを回すために
人に動いてもらうという目線で
1on1を捉えているので

1on1は「関係力」(信頼関係)を
構築するためにあるという
説明がされます。

世の中に出回っている書籍の多くは
そういう視点で書かれています。
けれども・・・
中小企業は違います。

あえて言葉を選ばすにいうと
まず中小企業には大企業ほどの
組織力(S)がありません。

目的・目標意識が低く
ルールや仕組みが確立されてないので
人材力と関係力だけで
どうにか成立している
という状況です。

つまり、中小企業が
第一に取り組むべきことは
関係力の構築ではありません。

「目的・目標」を明確にして
「行動しながらルールや仕組み」
を創っていくことですから

1on1の目的として
中小企業の方が「関係構築」と
聞いてもピンときません。

中小企業にとっての1on1とは
「目標」を共有して
それをどうすれば達成できるか?
という内容になるはずです。

1on1と言っても
顧客の状況によって
切り取るベくところが違うんですよね。

チームビルディングコンサルタントは
顧客の課題に応じて提供するものを
変えていく

そういう視点が
必要なのではないかと思っています。

私自身も日々の仕事や学びの中から
このような気づきを得ています。

組織開発コンサルタントを目指す方には
このような視点を持っていただけたらと
思っています。

組織づくりの原理
https://iwamikozo.com/ssr/

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