目標を数字で示せない社長の心理

とある士業の方から

「いくら言っても社長が数字で目標を示してくれなくて…」

という相談がありました。

私もたくさんの経営者を見てきましたが、

一定数そういう方がいます。

しかし目標を数字で示さない社長には

そう決めている理由があります。

それを知らずして

「目標を数字にして示してください」

とお伝えしても行動してくれません。

ですので今回のメルマガでは

その目標を数字で示さない理由と、対策についてお伝えしていきます。

目標を数字で示したがらない社長

目標を数字で示したがらない社長は、

数字に関してネガティブな経験を

してきている方に共通する傾向があります。

例えば前の社長が数字の鬼で

会社がすさんでいった経験があり、

「数字は人を断裂するもの」

というイメージを記憶の中に残っているなど。

このような経験がある社長は

目標を数字で示したがりません。

「数字を掲げたほうが

会社として一体感がなくなるんじゃないか?」

と思っているので、

積極的に数字を示さなくなります。

目標を数字で示さない社長への対応方法

そうはいっても、

組織として行動するためには

数字で示すことは重要です。

ただし数字にマイナスイメージを持つ社長には、

数字だけが大事ではないということを

理解してもらう必要があります。

ですので

目標を数字で示してもらうためには、

以下のようなステップで対応します。

1.理由を聞く

2.マネジメントの視点で説明する

まずは

「目標を数字で示さない理由を聞くこと」

です。

そうするとある種の数字に対する

恐れなどを伝えてくれる可能性があります。

先ほどお伝えしたように

前の社長が数字の鬼で

会社が荒んでいった経験があるかもしれません。

いずれにせよ数字に対する

ネガティブなイメージを持っている原因を

知ることが重要です。

その後に、

「数字とビジョンの両方が重要であること」

を伝えて、

数字を掲げても組織が崩壊しないような

マネジメント方法があることを

お伝えします。

そして社長がその方法に興味を持ったら、

サポートする方法を提案していく流れです。

まとめ

今回は

目標を数字で示したがらない社長について

お伝えしました。

目標を数字で示さない社長には

数字に対するネガティブな経験を

持っていることがほとんどです。

そこをくみ取りつつ、

数字だけではないマネジメント方法を伝えることで、

そこをサポートする組織づくりの

コンサルティングサービスの提案が

できるようになります。

もし数字で示さない社長がいた時は、

今回の内容を参考にして

対応いただければと思います。